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2019年4月、ノートルダム大聖堂の悲しい火災から数年・・・
マクロン大統領より、2024年に修復工事を完了し、再解放の表明がありました。
まだしばらくはお目にかかれませんが、火災前の教会内部の写真も交えながらご紹介します。
2024年の再解放に向けて、本ブログで少しでも今後の参考になれれば嬉しいです。
①『ノートルダム大聖堂について』
『ゴシック様式:12世紀からフランスを中心に、ヨーロッパで広まった建築・美術様式』
各地に存在するノートルダム聖堂ですが、最も有名と言われるのがパリ・ノートルダム大聖堂。
ノートルダムとはフランス語で『我らの貴婦人』という意味で、聖母マリアに捧げられた大聖堂です。
セーヌ川の中にある、シテ島の上に1163年に着工され、100年以上の長い年月をかけて西洋最大規模のゴシック様式の大傑作が完成。
パリの司教座が置かれるなど、フランスにおけるキリスト教会の中心的な地位にありました。
1804年には、ナポレオン・ボナパルトの戴冠式が行われ、画家:ジャック=ルイ・ダヴィッドの大作『ナポレオンの戴冠式』に描かれ、ルーヴル美術館でモナリザと並び、最も有名な作品のひとつになっています。
⇩『ナポレオンの戴冠式』
フランス革命期の18世紀末には、反キリスト教運動により被害を受けましたが、19世紀半ばにはかつての美しい姿に修復され現代に至る。
2019年4月15日に大規模な火災が発生し、尖塔(せんとう)と屋根が焼け落ちてしまいフランス国内はもとより、世界の人々が
悲しみに包まれました。
②大聖堂内部
全長130m、幅48m、高さ91m、内部身廊の天井高35mと圧倒的な開放感です。
絵画やステンドグラスなどを眺めながらゆっくりと進むと、所々に小さなろうそくが灯されています。
薄暗い大聖堂の内部は、優しい光の照明が照らしてくれます。
⇩聖母子像が描かれた幻想的なろうそく
ゆらゆらと灯るろうそくを暫く見ていると、心穏やかな気分に。
ノートルダム大聖堂と言えば、花びらの形をしたステンドグラス『バラ窓』。
明るい時間帯は優しい光が入り、ステンドグラスが反射して床や柱を色鮮やかに照らしてくれます。
入口上部、北、南と3カ所にありますのでチェックしてみて下さい。
聖堂内は、1時間ほど過ごすと雰囲気を十分に味わっていただけるかなと思います。
ゴシック様式の代表と言われる『世界遺産 パリ・ノートルダム大聖堂』。
再解放の日が来たら、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
★【大聖堂は、信者の方々も訪れますので静かに見学をしましょう。】
③『大聖堂外部』
3つの門は、向かって右側が『聖アンヌの門(入口)』『中央が最後の審判の門』『左側が聖母の門(出口)』と呼ばれています。
真っ直ぐ伸びた塔に、精巧に作られた彫刻の数々が迎えてくれます。
外壁を彩る数々の見事な彫刻は優美さを兼ね備え、思わず見入ってしまうほどの立体感も人々の心をとらえます。
⇩『ポワン・ゼロ』
大聖堂の前には『ポワン・ゼロ(ゼロ・ポイント)』の石板を見ることが出来ます。
パリからの距離表示の起点となる、パリの中心です!
ポワン・ゼロには、一目見ようと人が集まっている事が多いので良ければ見てみて下さい。
⇩早朝と夜間は、日中とはまた違い幻想的な雰囲気に!
クリスマスシーズンには、ツリーも飾られます。
周りもライトアップされ、とっても綺麗です。
日中に比べると、比較的空いていますのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
パリ・ノートルダム大聖堂
【住所】6 Parvis Notre-Dame, Place Jean-Paul II, 75004 Paris
【最寄り駅】メトロ④『Cite(シテ)』駅 徒歩2分、RER ⒷⒸ『Saint-Michel-Notre-Dame(サン=ミッシェル=ノートルダム)』駅 徒歩3分
【2024年まで大聖堂は閉鎖中です】
⇩『パリ・ノートルダム大聖堂 公式サイト(最新情報は、こちらで確認出来ます。)』
④『最後に』
年間1300万人が訪れるといわれるシテ島のシンボル【パリ・ノートルダム大聖堂】。
かつて紀元前3世紀ごろには『リュテティア』と呼ばれ、最初に定住したパリシー人にちなんで『パリ』と呼ばれるようになったそうです。
『ヴィクトル・ユゴー』の小説にもなり、ヨーロッパで最も多くの人が訪れる史跡は、様々な歴史の舞台にもなってきました。
記憶に新しい2019年4月、世界中の人々が炎上する『ノートルダム大聖堂』を見て悲しみに包まれましたが、正面の壁や基礎構造は消失を免れたのを前向きにとらえ、2024年に美しく修復されることを願います。
世界中の人々が、笑顔でまた集まる日がきっと訪れます。
皆様が、幸せな気分で再開出来ますように!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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