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【Musée du Louvre(ルーヴル美術館)】Paris

ご覧いただきありがとうございます。

フランス・パリに位置する世界最大級の美術館【Musée du Louvre(ルーヴル美術館)】をご紹介します。

初めて訪れる方には、本記事が特に参考になれれば嬉しいです。

目次

【Musée du Louvre(ルーヴル美術館)】について

【ナポレオンホール】入場

【DENON(ドゥノン翼)1F】

『ウジェーヌ・ドラクロワ』

(民衆を導く自由の女神)

『ジャック=ルイ・ダヴィッド』

ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠

(カナの婚宴)

『レオナルド・ダ・ヴィンチ』

(モナ・リザ)

(岩窟の聖母)

『ラファエロ・サンティ』

(聖母子と幼き洗礼者ヨハネ)

『サモトラケのニケ』

【SULLY(シュリー翼)1F】

『アポロンのギャラリー』

【RICHELIEU(リシュリュー翼)1F】

『ナポレオン3世の居室』

【RICHELIEU(リシュリュー翼)2F】

『Escalier Lefuel(ルフュエルの階段)』

『ヨハネス・フェルメール』

(レースを編む女)

(天文学者)

【SULLY(シュリー翼)2F】

『ジョルジュ・ラ・トゥール』

ダイヤのエースを持ついかさま師

【RICHELIEU(リシュリュー翼)0F】

『マルリーの中庭、ピュジェの中庭』

『十字架から降ろされたキリスト』

【DENON(ドゥノン翼)0F】

『ミロのヴィーナス』

『古代ギリシャ彫刻、ローマ彫刻』

『Escalier Mollien(モリアンの階段)』

『Le Café Mollien(カフェ・モリアン)』

『Caryatid(カリアティード)』

『Escalier d' honneur(アンリ2世の階段)』

【SULLY(シュリー翼)0F】

『タニスの大スフィンクス』

【SULLY(シェリー翼)-1F】

『HISTORIE DU LOUVRE(ルーヴル宮殿地下室)』

【Boutique du Louvre(ミュージアムショップ)-2F】

【Toilettes(トイレ)】

Le Café Marly(カフェ・マルリー)

『チケット入手方法』

【最後に】

 

①【Musée du Louvre(ルーヴル美術館)】について

パリ1区、セーヌ川右岸に位置する世界最大の広さを誇る【Musée du Louvre(ルーヴル美術館)】。

もとは歴代フランス国王の宮殿として使用され、1793年のフランス革命直後から、宮殿ミュージアムとして一般公開が始まりました。

中庭にあるガラスのピラミッドは、パリを代表する景観の一つとして世界的にも知られています。

広大な面積の宮殿内は、数多く部屋が入り組んでいますので、じっくりと作品を見ようとすると数日は必要になります。

ですので、限られた時間しか無い方は、迷わないよう事前にご自身の見たいところをピックアップしておくと良いかと思います。

 

②【ナポレオンホール】入場

 

ピラミッドの下、ルーヴル美術館の中心部『ナポレオンホール』より入場します。

まずは案内所で日本語のパンフレットをもらいます。

各部屋の展示室番号が表記されていますので、見たい作品が何処にあるかが分かります。

このホールからは、3つの翼につながる入り口『RICHELIEU(リシュリュー翼)』『SULLY(シュリー翼)』『DENON(ドゥノン翼)』があります。

本記事では『DENON(ドゥノン翼)1F』からスタート。

美術館内のおすすめ作品を厳選し、なるべく効率の良い回り方が出来るようご紹介していきます。

少しでもお役に立てれば嬉しいです。

 

③【DENON(ドゥノン翼)1F】

正面のエスカレーターを上がった先が、1F『DENON(ドゥノン翼)』の入り口。

フランスでは、日本でいう『2階が(1F)』になりますので、『1階(0F)』『地下1階(-1F)』というふうになります。

⇩『La Grande Galerie(グランド・ギャラリー)』

たくさんの人で賑わう、ルーヴルのメインと言っても良いほどのフロア。

ウジェーヌ・ドラクロワ(Room700)

【民衆を導く自由の女神】1830年

1830年の市民革命、フランス7月革命を描いた作品。

ルイ・フィリップが政権を奪った1830年7月30日に起きた『7月革命』を描いた作品。

【自由の女神】がフランス国旗を掲げて、民衆を導くことで革命を表現しています。

ドラクロワは、祖国に対する強い思いを、この絵に込めて描いたと言われています。

ジャック=ルイ・ダヴィッド(Room702)

【ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠】

 

縦621センチ、横979センチ、ルーヴル美術館の中で『カナの婚宴』に次いで大きい作品。

1804年パリ・ノートルダム大聖堂で行われた、ナポレオンの戴冠式が描かれています。

白の典礼服に身を包んだナポレオンが、ジョゼフィーヌに冠を授けようとする歴史的瞬間です。

左の画像を見ても分かるように、とても大きい絵画で迫力も満点です。

【カナの婚宴】

ルーブル美術館で一番大きな絵画。

その大きさは、縦662センチ、横990センチあります。

ベネチアのサルジョルジョ・マッジョレー修道院に元々は飾られていましたが、ナポレオンによりフランスに持ち込まれました。

新約聖書のキリストにまつわる出来事を、ベネチアのカナという村に置き換えて描かれた作品。

色彩豊かで、100人ほどの人物が描かれています。

レオナルド・ダ・ヴィンチ(Room711)

【モナリザ】1503年

 

ルーヴル美術館の人気絵画『モナリザ』。

並んでいる時間帯も多いため、はじめに見てしまうのが良いと思います。

【岩窟の聖母】1483年~1486年

幼児のイエス・キリストに、聖母アリアが右腕をまわす姿が描かれています。

右側の幼児は聖ヨハネ、女性は庇護者ウリエルと言われています。

ロンドンのナショナルギャラリーには、別のバージョンも存在します。

ラファエロ・サンティ

【聖母子と幼き洗礼者ヨハネ】1507年~1508年

聖母の聖書に手を伸ばしているのが幼いころのイエス。

隣にいるのは、幼い洗礼者聖ヨハネ。

実際に目の前にすると、色彩がとても綺麗な作品です。

【DENON(ドゥノン翼)】1Fには、他にも素敵な『フランス』『イタリア』絵画がたくさんありますので、ゆっくりと鑑賞してみてください。

【サモトラケのニケ】(Room703)

 

ドゥノン翼0F~1F『ダリュの階段』にある、ギリシャ彫刻【サモトラケのニケ】は、紀元前2世紀頃に戦勝を記念し作られた像。

ギリシャのサモトラキ島で発見された勝利の神、ニケの像は、間近で見ると迫力も感じます。

 

④【SULLY(シュリー翼)1F】

【アポロンのギャラリー】(Room705)

 

ルイ14世が改装し、シャルル・ルブランが装飾を手がけた【アポロンのギャラリー】。

ギャラリー内に展示されている『ルイ15世の王冠』が見所です。

そして天井装飾も素晴らしいので、是非じっくりとご覧になってみてください!

 

⑤【RICHELIEU(リシュリュー翼)1F】

【ナポレオン3世の居室】

 

大臣の階段とランプを右手に見ながら通り抜けた先にある扉が入り口です。

ナポレオン3世によって増築されたエリア。

『ナポレオン3世アパートメント』と呼ばれ、きらびやかな世界が見れます。

(大食堂)(大サロン)(劇場サロン)という3部屋で構成されています。

⇩『Salon de famille(サロン・ド・ファミーユ)』

レトロなピアノや家具が並ぶ(家族のサロン)を通り、メインの大サロンへ。

 

⇩『大サロン』

 

ベルベットの椅子や、煌びやかなシャンデリア。

パーティーやコンサートに使用されたサロンは、豪華な装飾なども見ものです!

⇩『劇場サロン』

 

『ナポレオン3世』と、皇后『ウジェニー・ド・モンティジョ』の肖像画が飾られています。

⇩『大食堂』

 

長いテーブルが想像力を掻き立ててくれます。

きっと豪華なお料理が並んだのでしょう。

⇩『ルイ18世の寝台』

 

なぜか短く感じるベッド。

足を曲げて寝ていたのでしょうか?

⇩『ベリー伯爵夫人の鏡台』

多くのクリスタルで装飾された豪華な鏡台です。

⇩『ナポレオン1世時代の家具』

現代においても、とてもお洒落に使えそうなデザインに思わず見入ってしまいます。

⇩『ナポレオン1世の胸像』

 

陶器で作られた『ナポレオン1世』。

セーヴル釜で焼かれた作品だそうです。

ナポレオン家にまつわる様々な作品や展示物が他にもたくさん見れますので、訪れた際はじっくりとご覧になってみてください!

【Escalier Lefuel(ルフュエルの階段)】1854年~1857年建設

 

リシュリュー翼にある、ホワイト一色のとても美しい階段。

 

【Lefuel(ルフュエル)】とは、宮廷建築家『Hector Lefuel(エクトール・ルフュエル)』の名前です。

 

⑥【RICHELIEU(リシュリュー翼)2F】

リシュリュー翼の2Fも絵画の宝庫!

ヨハネス・フェルメール(Room837)

【レースを編む女】1669年~1670年 

フェルメール作品の中の最小サイズでもある『レースを編む女』。

光の魔術師とも称されるフェルメールの巧みな光の表現は、計算された遠近法と緻密な構図を用いて、視線を自然と女性の手に導いているそう。

じっと見ていると今にも手が動き出しそうな錯覚さえ覚える素敵な作品です。

【天文学者】1668年

フェルメールらしい左側に窓のある小部屋の構図。

光の入る窓辺で、地球儀に触れている若い男性が描かれています。

 

⑦【SULLY(シェリー翼)2F】

ジョルジュ・ラ・トゥール(Room912)

【ダイヤのエースを持ついかさま師】

カモられようとする若者。

中央に居る女の合図で、悪事が始まる瞬間が描かれています。

男は袖で稼いだお金を隠していて、腰には隠していたダイヤのエースが...

【2Fから見下ろすフランス彫刻がある中庭】

 

エスカレーターを下り【RICHELIEU(リシュリュー翼)0F】へ。

 

⑧【RICHELIEU(リシュリュー翼)0F】

【マルリーの中庭、ピュジェの中庭】

【マルリーの中庭】

 

広い空間に、明るい天井が素敵な中庭。

歩き疲れたら、座ってゆっくりと彫刻を眺めながら休憩するのも良い場所です。

時には彫刻の前でデッサンをしている人もいます。

 

【ピュジェの中庭】

⇩『うずくまるヴィーナス』1686年

 

美しい彫刻と優しい光が、癒やしの時を与えてくれます。

どちらの中庭も美しい彫刻の宝庫です。

是非こちらでも休憩してみてください!

十字架から降ろされたキリスト】12世紀(Room 201)

十字架から降ろされたキリストが表現されています。

 

⑨【SULLY(シェリー翼)0F】

【タニスの大スフィンクス】紀元前2600年頃(Room338)

エジプト国外では、最大の大きさのスフィンクス。

神殿を守る守護神は、近くで見ると迫力満点です。

 

⑩【DENON(ドゥノン翼)0F】

【ミロのヴィーナス】紀元前100年頃 作者不明(Room345)

紀元前100年頃に作られた、世界的にも有名な古代ギリシャ彫刻コレクション『ミロのヴィーナス』。

1820年にギリシャの農夫により、ミロス島で発見された大理石の『アフロディーテ像(正式名称)』。

両腕と左足は、発見当初から破損していて、どのようなポーズだったかは現代の今も様々な説が唱えられています。

【古代ギリシャ彫刻、ローマ彫刻】】(0F)

ミロのヴィーナス以外にも数多く並ぶ、古代ギリシャ彫刻やローマ彫刻。

辺り一帯に展示されている白いギリシャ彫刻を起点に、古代芸術を復興したイタリアのルネサンス彫刻を見ることが出来ます。

⇩『アルテミスと牡鹿』

⇩『弓を持つエロス』

  

⇩『㊧マテイのアテナ、㊨ヴェレトリのパラス』

 

⇩『㊧サソリに刺されたニンフ、㊨ディアナの胸像』

 

どれも間近で見ると、思わず圧倒されそうな立体感と美しさです。

 

他にも、16世紀から19世紀に作られた躍動感のあるギリシャとローマ彫刻がずらりと並んでいます。

 

どれも間近で見ると、思わず圧倒されそうな立体感と美しさです。

ゆっくりじっくりと、ご覧になってみてください。

【Escalier Mollien(モリアンの階段】

ここの階段は、ルーヴル美術館に訪れた方は、ほとんどの方が通っているかなと思います。

階段を上がると、円柱の向こう側に『Café Mollien(カフェ・モリアン)』があります。

『Le Café Mollien(カフェ・モリアン)』

 

お天気の良い日は、ピラミッドを眺めることが出来るテラス席もあります。

途中で疲れてしまったら、こちらで休憩してみてください。

【Caryatid(カリアティード)】1550年

フランス人彫刻家『Jaen Goujon(ジャン・グージョン)』により作られた、4体の女神像。

この大広間は、舞踏会や宴会場として使われていたそうです。

現代では、ギリシャ美術が展示されています。

【Escalier d' honneur(アンリ2世の階段)】

 

ルーヴル美術館で最も古い階段。

天井の彫刻には、アンリ2世の【H】が刻まれています。

『1F』のフランス絵画Roomへと通じています。

⑪【SULLY(シェリー翼)-1F】

歴史好きな方は、特に必見!

【HISTORIE DU LOUVRE(ルーヴル宮殿地下室)】

 

12世紀のフランス王『フィリップ2世』が、パリを守るために築いた要塞、ルーヴル城の史跡が見れます。

 

王の宮殿、要塞、皇帝ナポレオン3世による増築など、ルーヴルの歴史が学べる展示となっています。

 

美術館の歴史に興味のある方は、是非訪れてみてください!

 

⑫【Boutique du Louvre(ミュージアムショップ)-2F】

『Boutique du Louvre(ミュージアムショップ)』

 

ルーヴル土産にぴったりな『モナリザ』『サモトラケのニケ』等のグッズや文房具が揃います。

文房具はプチプライスなので、お土産にも特にオススメです!

ミュージアムショップの先には『Carrousel du Louvre(カルーゼル・デュ・ルーヴル)』ショツピングモールに続いています。

 

メトロ①⑦『Palais Royal-Musée du Louvre(パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル)』駅にもアクセスできます。

 

⑬【Toilettes(トイレ)】

パリのトイレ事情は日本に比べると不便です。

ルーヴル美術館は観光客が多いのでトイレは並びますが、是非立ち寄っておくことをおすすめします!

 

⑭【Le Café Marly(カフェ・マルリー)】

 

ルーヴル美術館の中庭にある、エレガントでお洒落なカフェ。

テラス席からは、ピラミッドを眺めることが出来ます。

世界中の観光客がインスタグラムにもよくアップされるのが、こちらのカフェです。

夜はライトアップされた美術館がロマンティックなムードにさせてくれます。

 

⑮『チケット入手方法』

チケットは『窓口』での購入以外に、オンラインで事前チケット購入も出来ます。

窓口は時間帯により2時間くらい並んでしまうこともありますので、事前チケットを購入するのがおすすめです!

【価格】★窓口購入(15ユーロ)★オンライン購入(17ユーロ)★パリミュージアムパス(下記参照)

『PARIS MUSEUM PASS(パリ・ミュージアムパス)』

『ルーヴル美術館』『オランジュリー美術館』『ベルサイユ宮殿』など、短期間滞在で複数個所へ行かれる方は【パリ・ミュージアムパス】がお得!

パリ市内とパリ近郊の美術館や博物館など約60か所で使用できます。

【価格】★2日券(55ユーロ)★4日券(70ユーロ)★6日券(85ユーロ)

出発前に郵送してもらえて安心な日本代理店もおすすめです。

⇩『パリ・ミュージアムパス・ジャポン』公式ページ

https://parismuseumpass-japon.com/

 

⑮『最後に』

年間の来館者数が、約900万人を超えるルーヴル美術館。

ロンドンの大英博物館と比べても倍近くの来場者は、まさに世界一の混雑ぶりです。

コの字型で迷路のようなルーヴル美術館は、訪れる前に予習をしておくと良いかと思います。

一度ではなく、二度三度と訪れようと思わせてくれる壮大さと魅力を兼ね備えた【Musée du Louvre(ルーヴル美術館)】。

人生で一度は訪れておきたい場所としてオススメの場所です。

初めての方は是非一度、パリ旅の際に訪れてみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

【Musée du Louvre(ルーヴル美術館)】

【住所】75001 Paris

【開館時間】『(月・水・木・土・日) 9:00~18:00、(金)9:00~21:45、(火)定休日』

【最寄り駅】メトロ①⑦『Palais Royal-Musée du Louvre(パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル)』駅

⇩【Musée du Louvre(ルーヴル美術館)】公式ページ

https://www.louvre.fr/

 

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yoshi

東京とパリを行き来しながら、長年お洋服を作る仕事をしてきました。これまでの経験を生かし、トレンドに流されない『こだわりのお洋服情報』や、大好きな『フランスのお勧め&お洒落ライフスタイル情報』も交えて発信します。日々のお洒落生活に少しでもお役に立てれる事を目標に【きのこのファッション&パリBLOG】を始めました。女性、男性どちらにもご覧になって頂ければ嬉しいです。お洒落を楽しんで自分磨きをして毎日を楽しく!!一人でも多くの方に共感して頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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